小学生の通信教育で「Z会と進研ゼミ、どっちにしよう?」と悩んでいる保護者の方はかなり多いのではないでしょうか。
この2つは名前こそよく聞きますが、実は方向性がかなり違います。簡単にまとめると以下のようなイメージです。
- 進研ゼミ = 学校の授業対策+楽しく学習習慣をつける
- Z会 = 思考力を伸ばす+応用力を鍛える
保育の現場でも多くの保護者から相談を受けてきた経験がありますので、この記事では両者の違いを項目ごとにわかりやすく比較していきます。

小学1年生の月額料金(12か月一括払い・税込)
進研ゼミ(チャレンジタッチ)は月あたり約3,250円。Z会(小学生コース)は月あたり約4,420円です。
差額は月約1,170円。年間にすると約14,000円の差になります。料金面では進研ゼミが優勢です。
ただし、Z会は英語やプログラミングも基本料金に含まれているケースが多いため、単純に「安い=お得」とは限りません。
学年が上がると差が広がる
小学5〜6年生になると、Z会は月5,000円以上になるコースもあります。進研ゼミは高学年でも4,000円台で収まることが多い傾向です。6年間のトータルコストで考えると、けっこうな差になるので要チェックです。
難易度比較:Z会はハイレベル、進研ゼミは標準的
進研ゼミの難易度
進研ゼミは教科書準拠で、学校で習う内容をしっかりカバーしてくれます。基本問題が中心ですが、オプションの「考える力・プラス講座」を追加すれば発展問題にもチャレンジできます。
「まずは学校のテストで100点を取れるようにしたい」という家庭にはぴったりの教材です。
Z会の難易度
Z会は教科書の内容を超えた応用問題が多いのが特徴です。「なぜそうなるのか」を考えさせる問題が多く、記述式の問題も充実しています。
正直なところ、学校の授業についていくのがやっとな子にはちょっと厳しいかもしれません。一方で、学校の勉強が余裕でできる子には物足りなさを解消してくれる素晴らしい教材です。
中学受験対策としてはどっちが上?
中学受験を考えているなら、Z会に軍配が上がります。Z会には「中学受験コース」があり、塾に通わなくても受験対策ができるように設計されています。
進研ゼミにも「考える力・プラス 中学受験講座」がありますが、Z会のほうが問題の質・難易度ともに一歩リードしているという評価が多いです。

教材の特徴比較
進研ゼミの教材
進研ゼミの強みはバリエーションの豊かさです。タブレット(チャレンジタッチ)か紙教材(チャレンジ)を選べるし、毎月届く付録やエデュトイで子どものやる気を引き出す工夫が充実しています。
AI学習アドバイザーがさらに進化しており、苦手分野を自動で分析して最適な問題を出題してくれる機能も搭載されています。
Z会の教材
Z会はシンプルだけど質が高いのが特徴です。余計な付録は少なく、ワークの質で勝負しているタイプの教材です。
小学生コースでは、タブレットコースと紙コースを選択可能です。タブレットコースでもZ会らしい思考力重視の出題は健在で、考える過程を重視した丁寧な解説が好評です。
サポート体制比較
添削指導
進研ゼミには「赤ペン先生」の添削指導があり、担任制で毎月個別にコメントをもらえます。子どもにとっては「見てくれている人がいる」という安心感が大きいです。
Z会にも「てんさく問題」(添削指導)があります。Z会の添削は解き方のプロセスまでしっかり見てくれるのが特徴で、記述力を鍛えたい子には非常に効果的です。
保護者サポート
進研ゼミは保護者向けの情報が充実しており、子育てに関する冊子やWebコンテンツが豊富です。Z会は学習に関するアドバイスがメインで、よりシンプルな構成になっています。
口コミ・評判を比較
進研ゼミの良い口コミ
- 「付録が充実していて子どもが喜ぶ」
- 「赤ペン先生の存在がモチベーションになっている」
- 「タブレットと紙を選べるのがありがたい」
進研ゼミの気になる口コミ
- 「付録で遊ぶだけで、ワークが溜まりがち」
- 「問題が簡単すぎて物足りない」
Z会の良い口コミ
- 「問題の質が高く、考える力がついた」
- 「余計なものがなくてシンプルに学べる」
- 「中学受験対策として十分使える」
Z会の気になる口コミ
- 「難しすぎてやる気をなくしてしまった」
- 「親が教えないと一人では進められない」
口コミはあくまで個人の感想です。お子さんとの相性は実際に試してみないとわからないため、無料のお試し教材で確認するのが確実です。
タイプ別おすすめ
進研ゼミがおすすめなのはこんな家庭
- 学校の授業対策を中心にしたい
- 楽しく学習習慣をつけさせたい
- 費用を抑えたい
- 付録や知育玩具で子どもの興味を引きたい
- 初めての通信教育
Z会がおすすめなのはこんな家庭
- 学校の勉強だけでは物足りない
- 中学受験を考えている
- 思考力・記述力を伸ばしたい
- シンプルな教材が好み
- ある程度の学習習慣がすでにある

両方を試す方法
どちらも無料の資料請求ができるので、まずは両方取り寄せてお子さんに見せてみるのがおすすめです。
Z会はおためし教材が充実しており、実際の問題を体験できます。進研ゼミも体験教材がもらえるので、お子さんの反応を見て決めるのが一番確実な方法です。
また、「最初は進研ゼミで学習習慣をつけて、慣れてきたらZ会にステップアップ」というパターンもありです。段階的なアプローチで成功するお子さんは少なくありません。
よくある質問(Q&A)
Q. 進研ゼミからZ会に切り替えるベストなタイミングは?
学校の勉強に余裕が出てきたタイミングがおすすめです。具体的には、テストで常に90点以上取れるようになったら、Z会への移行を検討してもよいでしょう。学年の切り替わる4月に移行するのがスムーズです。
Q. 塾と通信教育、どっちがいい?
目的によります。学校の授業補強や基礎固めなら通信教育で十分です。難関中学受験を目指す場合は、塾との併用や塾一本に切り替えることも選択肢に入ります。通信教育は塾より費用を大幅に抑えられるのが大きなメリットです。
Q. 英語学習はどちらが充実している?
どちらも英語は標準搭載されていますが、進研ゼミの方がコンテンツ量は多い傾向にあります。ただし、英語を本格的に学ばせたいなら専門のオンライン英会話やアプリとの併用がおすすめです。
Q. 不登校の場合、どちらが適している?
進研ゼミは教科書準拠なので、学校の授業の代わりとして使いやすい面があります。学習のペースを自分で調整できる点は両者とも同じです。不登校の出席扱い制度を活用する場合は、「すらら」のような専門教材も検討してみてください。
まとめ
Z会と進研ゼミは、どちらも素晴らしい通信教育です。ただし方向性が違うため、お子さんのタイプに合わせて選ぶことが大切です。
ざっくりまとめると:
- 楽しく学習習慣をつけたいなら → 進研ゼミ
- 思考力を鍛えたい・受験を考えているなら → Z会
迷ったら両方の資料請求をして、お子さんに選ばせてみてください。自分で選んだもののほうが、長続きする可能性が高くなります。
参考リンク:

