お子さんの家庭学習に通信教育を取り入れたいと考えたとき、多くの保護者の方が迷うのが「スマイルゼミと進研ゼミ、どっちがいいの?」という問題ではないでしょうか。
どちらも知名度が高く、周りのお子さんも利用している人気の通信教育サービスです。しかし、学習スタイルや料金体系、教材の特徴には明確な違いがあります。
この記事では、スマイルゼミと進研ゼミの違いを料金・学習内容・タブレットの性能・サポート体制など、さまざまな角度から比較していきます。お子さんに合った教材選びの参考にしてください。
スマイルゼミと進研ゼミの基本情報
まずは、それぞれのサービスの基本的な特徴を確認しておきましょう。
スマイルゼミの特徴
スマイルゼミは、ジャストシステムが提供するタブレット完結型の通信教育です。専用タブレット1台で全教科の学習が完結するのが最大の特徴です。
AIが学習データを分析し、お子さんの理解度に合わせた問題を自動で出題してくれる「適応型学習」を採用しています。手書き入力の精度が高く、漢字の書き取りや計算問題も紙に書くような感覚で取り組めます。
進研ゼミ(チャレンジタッチ)の特徴
進研ゼミはベネッセが提供する通信教育で、タブレット学習の「チャレンジタッチ」と紙教材中心の「チャレンジ」から選べます。
学習だけでなく、赤ペン先生の添削指導やオンラインライブ授業など、人とのつながりを大切にした学習サポートが充実しています。また、努力賞ポイント制度によるモチベーション維持の仕組みも人気の理由です。

料金を徹底比較
通信教育を選ぶうえで、料金は重要な判断材料です。それぞれの月額料金を比較してみましょう。
月額料金の目安(小学1年生の場合)
スマイルゼミの標準クラスは月額約3,300円〜(12か月一括払いの場合)、進研ゼミのチャレンジタッチも月額約3,250円〜(12か月一括払いの場合)となっています。
月額料金だけを見ると、両者にほとんど差はありません。ただし、学年が上がるにつれて料金も上がっていくため、高学年になったときの料金も確認しておくことをおすすめします。
タブレット代金の違い
大きな違いが出るのがタブレット代金です。スマイルゼミは専用タブレットの購入が必須で、初期費用として10,978円(税込)がかかります。ただし、12か月以上の継続利用が条件です。
進研ゼミのチャレンジタッチは、6か月以上の継続利用でタブレット代が実質無料になるキャンペーンを頻繁に実施しています。初期費用を抑えたい場合は、進研ゼミに軍配が上がるでしょう。
料金比較のポイントは「月額料金+タブレット代+オプション料金」のトータルコストで判断することです。キャンペーン時期によって条件が変わることもあるので、公式サイトで最新情報を確認しましょう。
学習内容・教材の比較
料金の次に気になるのが、実際の学習内容です。それぞれの教材の特徴を詳しく見ていきましょう。
対応教科の違い
スマイルゼミは、国語・算数・理科・社会・英語の主要5教科に加え、プログラミング学習にも対応しています。全教科がタブレット1台に集約されているため、教材の管理がとても楽です。
進研ゼミも同じく主要5教科+プログラミングに対応しています。さらに、電子書籍の読み放題サービス「まなびライブラリー」が追加料金なしで利用できるのは大きなメリットです。約1,000冊の本が読み放題になるため、読書習慣をつけたいお子さんにもぴったりです。
学習の進め方の違い
スマイルゼミはAIによる個別最適化が強みです。間違えた問題を自動的にピックアップして復習させてくれるため、苦手分野の克服に効果的です。1日の学習量も自動で調整されるので、学習計画を立てるのが苦手なお子さんでも安心です。
進研ゼミは「赤ペン先生」による添削指導が最大の特徴です。提出した課題に対して、担任の赤ペン先生が個別にコメントを書いてくれるため、お子さんのやる気を引き出す温かいフィードバックを受けられます。

タブレットの性能を比較
タブレット学習では、端末の性能が学習体験に直結します。両者のタブレットを比較してみましょう。
スマイルゼミの専用タブレット
スマイルゼミのタブレットは、高精度のデジタイザーペンに対応しており、画面に手をついた状態でも正確に文字が書けます。この書き心地の良さは、多くの保護者から高い評価を受けています。
画面サイズは10.1インチで、動画授業も見やすいサイズ感です。また、学習専用端末のため、お子さんが勝手にインターネットやゲームをする心配がありません。
進研ゼミのチャレンジパッド
チャレンジパッドも専用タブレットですが、スマイルゼミと比べるとペンの書き心地にやや差があるという声もあります。ただし、新型のチャレンジパッドNext(ネクスト)では性能が大幅に向上しています。
チャレンジパッドはカバーケースが付属しており、お子さんが落としても壊れにくい設計になっています。万が一の故障に備えた「チャレンジパッドサポートサービス」も用意されています。
保護者向け機能の比較
お子さんの学習状況を把握するための保護者向け機能も重要なチェックポイントです。
学習の見える化
スマイルゼミには「みまもるネット」という保護者向けサービスがあり、お子さんの学習時間や正答率、進捗状況をスマホで確認できます。毎日の学習が終わるとメッセージが届くので、お子さんとのコミュニケーションツールとしても活用できます。
進研ゼミにも「おうえんネット」があり、同様に学習状況の確認が可能です。さらに、保護者向けの教育情報メールマガジンが届くなど、子育て全般をサポートするコンテンツも充実しています。
どちらのサービスも、保護者が定期的に学習状況を確認し、お子さんに声かけをすることが大切です。タブレット任せにせず、親子で一緒に学習を振り返る時間を作りましょう。

スマイルゼミが向いているお子さん
ここまでの比較をふまえて、スマイルゼミが向いているお子さんのタイプを整理します。
タブレット1台でスッキリ学習したいお子さんには、スマイルゼミがおすすめです。紙の教材が届かないため、部屋が散らからず、教材の管理も簡単です。
書く学習を大切にしたいお子さんにも向いています。スマイルゼミのペン入力は業界トップクラスの精度で、漢字の「とめ・はね・はらい」まで正確に判定してくれます。
自分のペースでどんどん先に進みたいお子さんには、先取り学習ができる「コアトレ」機能が便利です。学年を超えた学習が追加料金なしで利用できます。
進研ゼミが向いているお子さん
続いて、進研ゼミが向いているお子さんのタイプです。
人からのフィードバックでやる気が出るお子さんには、赤ペン先生の添削指導がある進研ゼミがぴったりです。温かいコメントに励まされて、学習を続けるモチベーションになります。
紙の教材も併用したいお子さんには、チャレンジタッチでもテスト対策の紙教材が届くのが魅力です。タブレットと紙の両方で学習できるハイブリッド型と言えます。
読書好きなお子さんには、「まなびライブラリー」の読み放題サービスが大きなプラスです。学習の合間に読書を楽しむことで、語彙力や読解力の向上も期待できます。
迷ったときの判断基準
それでも迷ってしまう場合は、以下の判断基準を参考にしてください。
最も重要なのは「お子さんが続けられるかどうか」です。どんなに良い教材でも、お子さんが楽しく取り組めなければ意味がありません。無料の資料請求や体験会を活用して、お子さん自身に試してもらうのが最善の方法です。
両者とも約2週間の無料体験(全額返金保証)を実施していることが多いので、まずは実際に試してからの判断をおすすめします。
また、お友達が使っている教材と同じものを選ぶ必要はありません。お子さんの性格や学習スタイルに合った教材を選ぶことが、長続きの秘訣です。

乗り換え・併用について
「最初に選んだ方が合わなかったらどうしよう」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言うと、途中での乗り換えは可能です。ただし、最低利用期間内に解約するとタブレット代の追加請求が発生する場合があるため、事前に契約条件を確認しておきましょう。
なお、スマイルゼミと進研ゼミの併用は基本的におすすめしません。どちらも1日15〜20分程度の学習量を想定しているため、両方やるとお子さんの負担が大きくなりすぎる可能性があります。
よくある質問(Q&A)
Q1. スマイルゼミと進研ゼミ、どちらの方が成績が上がりますか?
A. 成績の向上度合いは、教材の種類よりも「お子さんが継続して取り組めるかどうか」に大きく依存します。どちらの教材も学校の授業内容をしっかりカバーしているため、毎日コツコツ続けることが成績アップへの近道です。
Q2. 途中で紙教材からタブレットに変更できますか?
A. 進研ゼミでは、学年の区切り(年度替わり)のタイミングで「チャレンジ」から「チャレンジタッチ」への変更が可能です。スマイルゼミはもともとタブレットのみの提供です。
Q3. Wi-Fi環境がないと使えませんか?
A. どちらもWi-Fi環境が必要です。ただし、スマイルゼミは一度ダウンロードした教材はオフラインでも学習可能です。進研ゼミもダウンロード済みのコンテンツはオフラインで利用できます。
Q4. 中学受験対策としてはどちらが向いていますか?
A. スマイルゼミには「発展クラス」、進研ゼミには「考える力プラス講座」というオプションがあり、いずれも応用問題に取り組めます。ただし、本格的な中学受験対策には通塾を検討されることをおすすめします。
Q5. 兄弟で使い回しはできますか?
A. どちらもタブレット1台につき1人の契約が基本です。兄弟それぞれに契約が必要ですが、兄弟割引制度を設けている場合もあるので、公式サイトで確認しましょう。
Q6. 解約後、タブレットは返却する必要がありますか?
A. スマイルゼミは解約後もタブレットを返却する必要はなく、Androidタブレットとして再利用できます。進研ゼミのチャレンジパッドは返却不要ですが、他の用途には使えません。
まとめ
スマイルゼミと進研ゼミは、どちらも優れた通信教育サービスです。最後に、選び方のポイントを整理しておきます。
スマイルゼミを選ぶべき方:タブレット完結で手軽に学習したい、書く学習を重視したい、AIによる個別最適化に魅力を感じる方。
進研ゼミを選ぶべき方:添削指導やオンライン授業など人のサポートが欲しい、紙教材も併用したい、電子書籍の読み放題に魅力を感じる方。
最終的には、お子さん自身が「楽しい」「続けたい」と思える教材を選ぶのが一番です。まずは無料の資料請求や体験から始めてみてください。
参考リンク:

