小学生の通信教育を選ぶとき、必ず候補に挙がるのが「Z会」と「進研ゼミ(チャレンジ)」。どちらも大手の信頼できるサービスですが、「うちの子にはどっちが合うの?」と悩むママ・パパは本当に多いです。
結論から言うと、Z会と進研ゼミはそもそもの教育方針がかなり違うので、お子さんのタイプや学習目的によって「合う・合わない」がはっきり分かれます。
この記事では、Z会と進研ゼミを項目ごとに徹底比較。料金・教材の難易度・学習スタイル・添削指導・中学受験対応など、あらゆる角度から違いを解説します。お子さんにぴったりの教材が見つかるよう、最後までお付き合いください。Z会と進研ゼミの徹底比較やZ会の基本情報も合わせてどうぞ。

Z会と進研ゼミの基本情報を比較
まずは、両社の基本的な情報を整理しましょう。
| 項目 | Z会 | 進研ゼミ(チャレンジ) |
|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社Z会 | 株式会社ベネッセコーポレーション |
| 創業 | 1931年 | 1955年 |
| 対象年齢 | 年少~高校生 | 年長~高校生 |
| 学習スタイル | 紙 or タブレット | 紙(チャレンジ)or タブレット(チャレンジタッチ) |
| 添削指導 | あり | あり |
| 付録・おまけ | ほぼなし | 豊富 |
| 難易度 | やや高め~高い | 標準的 |
どちらも歴史のある大手サービスで、教材の品質は確かです。違いは「何を重視しているか」にあります。
【料金比較】Z会と進研ゼミ、どっちが安い?
毎月のコストは、通信教育を続けるうえで重要なポイント。学年別に料金を比較してみましょう(記事執筆時点の情報です)。
| 学年 | Z会タブレットコース | 進研ゼミ チャレンジタッチ |
|---|---|---|
| 小学1年生 | 約3,315円/月~ | 約3,250円/月~ |
| 小学3年生 | 約5,100円/月~ | 約4,490円/月~ |
| 小学5年生 | 約7,012円/月~ | 約5,980円/月~ |
| 小学6年生 | 約7,480円/月~ | 約6,370円/月~ |
※12か月一括払いの場合の月額換算。受講教科や追加オプションで変動します。
料金面では進研ゼミの方がリーズナブル。学年が上がるほど差が開く傾向にあります。ただし、Z会の方が教材1問あたりの「濃度」が高いため、コスパは一概に比較できません。
進研ゼミは6か月以上の継続受講でタブレット代が無料になるキャンペーンを実施していることが多いです。一方、Z会はタブレットコースでも手持ちのiPadを使用するため、タブレット代が別途必要になるケースもあります。初期費用も含めて比較しましょう。
【難易度比較】教材のレベルはどう違う?
Z会と進研ゼミの最大の違いは、教材の難易度です。
Z会の難易度
Z会は教科書の内容を超えた「思考力問題」が多いのが特徴。算数なら公式を覚えるだけでは解けない問題、国語なら深い読解を求められる問題が出題されます。
「考える力」を重視した出題は、中学受験を視野に入れているご家庭にはぴったり。ただし、基礎力がまだ不安定なお子さんにとっては、ハードルが高く感じることもあります。
進研ゼミの難易度
進研ゼミは教科書準拠を基本としており、学校の授業の予習・復習に最適な難易度設定。「まずは学校のテストでしっかり点が取れるようにしたい」というご家庭に向いています。
ただし、物足りないという声に応えて「ハイレベルコース」も用意されており、上位層のお子さんにも対応できるようになっています。

【学習スタイル比較】タブレットと紙、どっち?
Z会のタブレットコース
Z会のタブレットコースはiPadを使用。AI技術で学習進度を分析し、最適な問題を出題する機能があります。手書き入力にも対応しており、「書く力」も鍛えられるよう設計されています。
進研ゼミのチャレンジタッチ
進研ゼミ専用のタブレット「チャレンジパッド」を使用。動画・アニメーション・ゲーム要素を取り入れた学習コンテンツが豊富で、「勉強嫌いの子でも楽しく取り組める」と評判です。
学習を始めるまでの「ハードルの低さ」では進研ゼミに軍配。お子さんが自発的にタブレットに向かう仕掛けが充実しています。一方、Z会は「学習の質・深さ」を重視した設計です。
【添削指導比較】赤ペン先生 vs Z会の添削
どちらも添削指導がありますが、その特徴は異なります。
Z会の添削指導
Z会の添削は、解答のプロセスまで丁寧にチェックしてくれるのが特徴。「なぜその答えになるのか」「どこで考え方を間違えたのか」を具体的にコメントしてくれます。記述式の問題が多いため、書く力・表現する力も同時に鍛えられます。
進研ゼミの赤ペン先生
おなじみの「赤ペン先生」による添削。Z会と比べると問題数は少なめですが、お子さんへの励ましのコメントが温かく、モチベーション維持に効果的。提出するとポイントが貯まり、景品と交換できる仕組みもあり、お子さんの「出す意欲」を引き出しています。
【中学受験対応】どちらが有利?
中学受験を検討しているなら、この点は要チェックです。
Z会の中学受験コース
Z会は中学受験対応に本格的なコースを持っています。3年生から受講可能で、難関校から中堅校まで幅広く対応。「塾なしでZ会だけで合格した」という実績もあり、自宅学習で受験を目指すご家庭の強い味方です。
進研ゼミの中学受験対応
進研ゼミにも「考える力・プラス 中学受験講座」があります。ただし、Z会と比べると対応レベルは限定的で、難関校対策としてはやや物足りない面があります。中堅校を目指すなら十分ですが、最難関校を狙うなら別途対策が必要です。

【モチベーション維持】子どもが続けやすいのは?
どんなに良い教材でも、続けられなければ意味がありません。Z会の評判・口コミについては以下の記事で詳しくまとめています。

進研ゼミの方が継続しやすい傾向
進研ゼミは「続けやすさ」に力を入れています。学習後のごほうびゲーム、努力賞ポイント制度、キャラクターを使った楽しい演出など、お子さんが自分から勉強したくなる仕掛けが満載。勉強習慣がまだついていないお子さんには心強い味方です。
Z会は自走できる子向け
Z会はエンタメ要素が少ない分、お子さん自身の学習意欲に依存する部分が大きいです。「やりなさい」と言われなくても自分から机に向かえるお子さんなら問題ありませんが、そうでないお子さんには保護者のサポートが必要になります。
タイプ別おすすめ:あなたのお子さんにはどっち?
- 学校の授業が簡単すぎると感じている
- じっくり考える問題が好き
- 中学受験を検討中
- 付録よりも教材の中身を重視したい
- ある程度自分で学習を進められる
- まず勉強習慣をつけたい
- 学校のテストでしっかり高得点を取りたい
- 楽しみながら学びたい
- 付録やごほうびがモチベーションになる
- コストを抑えたい
迷ったときの具体的なアクションプラン
「それでもまだ迷う…」という方に向けて、具体的な判断ステップをご提案します。スマイルゼミとZ会の比較も気になる方は以下の記事をチェックしてみてください。



ステップ1:両方の資料請求をする
Z会も進研ゼミも、無料で資料請求ができます。お試し教材が同封されているので、実際の教材の雰囲気を比較してみましょう。Z会はZ会公式サイト、進研ゼミは進研ゼミ小学講座公式サイトから請求できます。
ステップ2:お子さんに実際に解いてもらう
お試し教材をお子さんに解いてもらい、反応を見ます。「楽しかった!」「もっとやりたい!」と言う方が、お子さんに合っている可能性が高いです。
ステップ3:まず1か月試してみる
どちらかに決めたら、まずは短期間試してみましょう。進研ゼミは最短2か月から、Z会は1か月から受講可能。合わなければ変更すればいいので、気軽に始めてみてください。


Z会と進研ゼミ比較のよくある質問(Q&A)
Q1. Z会と進研ゼミ、併用している家庭はありますか?
A. 実際に併用しているご家庭はあります。例えば「基礎は進研ゼミで、応用力はZ会で」という使い分け。ただし、お子さんの負担が増えるため、無理のない範囲で行うことが大切です。
Q2. 途中で乗り換えることはできますか?
A. もちろん可能です。「進研ゼミで基礎を固めてからZ会にステップアップする」というパターンはよくあります。逆に「Z会が難しくて進研ゼミに変えた」というケースも。お子さんの成長に合わせて柔軟に対応しましょう。
Q3. 英語学習はどちらが充実していますか?
A. どちらも英語コースを用意しています。進研ゼミは楽しいコンテンツで英語に親しむスタイル、Z会は「読む・書く・聞く・話す」の4技能をバランスよく鍛えるスタイル。英語に関しては、お子さんの英語レベルに合わせて選ぶのがベストです。
Q4. 共働き家庭でも続けられるのはどちらですか?
A. 親のサポートが少なくても続けやすいのは進研ゼミ。チャレンジタッチは自動採点で、お子さん一人でも学習を進められる設計になっています。Z会は特に低学年では親のフォローが必要になることが多いです。
Q5. 小学校低学年はどちらがおすすめですか?
A. 低学年のうちは「勉強を好きになること」が最優先。その意味では、楽しい仕掛けが多い進研ゼミの方がとっつきやすいです。Z会は「すでに勉強が好き」「もっと難しい問題を解きたい」というお子さん向け。文部科学省の学習指導要領で求められる基礎学力は、どちらの教材でもしっかりカバーされています。
まとめ:大切なのは「お子さんに合うかどうか」
Z会と進研ゼミ、それぞれの特徴を比較してきましたが、「どちらが優れている」ではなく「どちらがお子さんに合っている」で選ぶのが正解です。
考える力を伸ばし、ハイレベルな学力を目指すならZ会。楽しく勉強習慣をつけ、着実に基礎を固めるなら進研ゼミ。それぞれの強みを理解したうえで、お子さんのタイプ・学習目的・ご家庭の状況に合った方を選んでください。
迷ったら両方の資料請求をして、お子さんに実際に体験してもらうのが一番確実。「やってみたい!」とお子さんの目が輝いた方が、きっと正解です。



